雨の林の中。
紅いヤブウツギと房状のベニドウダン。
他の登山者も楽しみにしていたコメツツジ。
カニドウラクでなくカニコウモリ。
登って来ました雨の三嶺。
1893メートルのお山は、残念なことに道中ずっと小雨で霧に包まれていましたが、私的には雨の登山がしたかったのでまったくOKでした。
今回は林道の終点から登りはじめて、ミズナラやヒメシャラの林を通り、ダケモミの丘で小休止をするぐらいで、あとはゆっくり登ったので案外楽な登山でした。
高度を上げ、林を抜けて小灌木になると、晴れた日には南に向かって眺望が素晴らしいのですが、まったくの白い世界が広がったままでした。
小灌木はウツギやツツジの仲間が多く、丁度花の時期で可憐な姿を見せてくれました。
山頂直下のなだらかなところは、シコクザサとコメツツジで敷き詰められているのですが、コメツツジの開花には若干早いようで、ところどころで白く気高く咲いていました。
山頂は、雨にもかかわらず多くの登山者でにぎわっていましたが、なんと霧の中を湧き上がるようにひとりで這い登ってきたのは、剣山から縦走してきた外国の方でした。
帰りは、ダケモミの丘で二手に別れ、新道を帰ることにしました。
初めてのルートでしたが、なだらかで道も広く、何より周りの樹木が素晴らしい。
木々に感動しながら、ゆっくりゆっくり落ち葉を踏みしめながらまた登っていきたいと思いました。
今回は女性2名と男性6名の8名でした。
山小屋でいただいたあったかいコーヒー美味しかったです。
今回も皆様にお世話になりました。
ありがとうございました。
また連れて行ってね。
途中で見かけた蕗の葉っぱか山葵の葉っぱに似た植物の名前が分からず、帰ってから調べるということで宿題になっていましたが、多分カニコウモリではないでしょうか。