何とも不思議な「半次郎後飛」
シラヤマギク。
隠れた名水。
道端の句碑。
今回のハイキングは「不自由」から「山風呂」まで。
往復3時間で、名勝「竜ヶ岳」を見ながらのコースです。
紅葉にはまだ早く、歩いていると汗ばみTシャツで充分でした。
歩き始めの不自由には、「半次郎後飛」という、ケッタイな名前の崖があります。
由来は写真のとおり。
現在なら、棒高跳びのオリンピック選手にでもなれたでしょうか。
車道をゆっくり歩いたのですが、途中で鹿が林の中を歩いているのに出会いました。
秋の繁殖期になったのか、雄鹿のピーともフュルルーとも言えないような鳴き声が、山の彼方から聞こえてきます。
今時分は、アキノキリンソウやシラヤマギクが咲いています。
岩の上に咲いているので写してみました。
東沖谷のところに句碑が建っています。
「断崖の上の断崖照紅葉 憲郎」
目立たなくて、車で行っていると見過ごしてしまいがちです。
竜ヶ岳の対岸に、名水の噴き出す水場があります。
春夏秋冬、その名水を汲みに地元をはじめ香川や愛媛など、お気に入りのファンが軽トラックで汲みにきています。
まもなく終点の山風呂。
昔は出合小学校の分校だった山風呂分校もあり、人が住んでいましたが、多分昭和40年代になって住民も出て行ったと思われます。
道路から少し登ると神社や住居跡が見えますが、一人で行くのには寂しすぎます。
帰り道は、思いっきりの下り坂ですので、いつものとおり大声で歌いながら帰ってきました。
途中、クルミの実が沢山落ちていたので、それをお土産に持ち帰りました。
次は山風呂から有瀬まで行く予定です。